試乗のチェックポイント

最近ではインターネットなどの個人売買で車を買われる方も多くなってきています。場合によっては実際に車を見ること無く購入まで決めてしまう方もいるようです。しかし中古車というのはトラブルがあったりしますので、できれば購入の前に試乗してみることをオススメします。中古車のチェックポイントとしては、ハンドルの状態、ブレーキの効き具合、シートの位置、フロント、サイドの視野や車体の見切りなどがありますが、問題があるかどうか以前にその車が自分に合っているのかどうかをチェックするというのは良いことです。
まず上記に挙げたハンドルですが、走っていて、引っ張られないかどうかを見るようにしましょう。なかには事故車であったり大規模な修理で軸が曲がっていたりする場合があります。ちなみに車がまっすぐ走っていて、ハンドルがどちらかに少し切れているようになっている場合にはコマずれといってアライメントをすることで簡単に修正できる症状になっていますので勘違いしないようにしましょう。ブレーキに関してですが、それが効くのかどうかはもちろんのこととして、ぶるぶると足に振動を感じることがないかをチェックしましょう。この感触があるという場合には、ローターといわれるブレーキパットがはさんで止める円盤状の板がすり減っている場合があります。
このような不具合に気づいた場合には店員にそのことをつたえ、修理料金を車両代に含めるのかどうかを聞いてみるようにしましょう。場合によっては無料で直してもらえるケースもあります。視野と車体の見切りに関しても試乗で確かめたいポイントです。これは中古車でも新車でも関係ありませんが、車の車種によって視野と車体の見切りというのはかなりの差があるものです。前に乗っていた車とかなりの差があるような場合、事故の原因にもなりかねませんので慣れで済ますことができる程度なのかを確かめましょう。このようなポイントのほかにも注意したい点がいくつかあります。
例えばエンジンの状態、ミッションの状態なども重要で、吹け上がりが大きくないかや、変則時のショックが大きすぎないかなどは重要なポイントです。また普段どのような乗り方をするのかも考慮にいれておきたいポイントでしょう。例えば大勢で車に乗ることが多いのあれば、それに近い人数で乗ってみて感触を確かめるというのも重要ですし、運転席以外の乗り心などもチェックしてみる必要があります。